1)平成8年頃、開設されたばかりの「えびの高原国際高校(宮崎県)」が週刊誌にグラビア付きで紹介されていた。 そこには、いかにも自由を謳歌した表情の金髪や茶髪のド派手な生徒たちの姿があった。
2)平成10年4月、「クラーク記念国際高校福岡分室」が開設された。 北海道を本校に、分室を全国展開する広域の単位制通信制(全日制もある)の高校である。 下記の特徴を持つ「ゆとり高校」の福岡での草分けである。
①登校は週5日でも1日でも、あるいは、月に1~2回でもよい。 時間は午後からでもよい。 服装、頭髪は基本的に自由である。
②ある程度の必修科目以外は好きな授業を選べる。 その科目も、美容、料理、各種技能など多彩な選択ができる。
③単位制のために留年が無い。 高校中退者は、前の高校での不足単位だけの授業でよい。 不登校経験者がマイペースで無理なく過ごせる。
④年に2回ある高卒認定試験(かつての大検だが、以前よりはるかに合格しやすい)の合格科目を高校での単位認定にすることもある。
⑤時間の余裕があり、アルバイトをしやすい。
3)平成11年、通信制高校に同時入学して、そのレポート提出の手助けをするサポート(支援)校として日比谷学園高等部が開設された。
4)その他、音楽やダンス教室が、3年間土曜1日だけ通信制高校に通わせて、レポート提出の手助けをするスタイルも現れてきた。
上記1)~4)のように、福岡市では、この10年余りの間に、それ以前の従来の高校とはスタイルの違う高校やサポート校(「ゆとり高校」と呼べる)が現れてその数が激増した。 15年程前の従来の高校(定時制を除けば)なら受け入れに否定的であった中学での不登校、他の高校の中退者は助かった。
ただ、不登校、中退の生徒より、規則を嫌い、楽と自由を求めて、安易に「ゆとり高校」を選ぶ中卒者が多いのは気にかかる。 従来の偏差値底辺校、さらには、中位の高校から、はるかにハードルの低い(と言うより無い)「ゆとり高校」へ流れる傾向があり、従来の高校が軒並み入試のレベルを下げている。 若者が入試をより軽く見て不勉強になるのも当然だろう。
This is exatcly what I was looking for. Thanks for writing!